PPT Zoom録画機能
Zoomの動画保存場所は「クラウド」と「ローカル」の2箇所ある
Zoomで録画を行うときに押さえておきたいポイントとして、まず動画の保存先が挙げられます。これは大別すると「クラウド」と「ローカル」の2箇所です。クラウドはZoomウェブポータルサイト(Zoom社が管理するサーバー)に、ローカルは会議に使用しているPCに動画を記録します。
Zoomの動画保存先
"PPT-2021-5-6 233-1"
それぞれを使い分けするポイントは以下の通り。クラウドの容量に余裕がある場合は、迷わずクラウドレコーディングにしておいた方が無難でしょう。とはいえ「動画を外部のサーバーに保存するのがなんだか不安(まあ、Zoomを使っている時点で、あまり気にしても仕方ないのですが…)」「クラウドの保存容量が少ない」場合にはローカルレコーディングを選択するかたちになります。なお、当記事ではローカルレコーディングの手順を解説します(クラウドレコーディングについては、ネットを検索すればいろいろ情報が出てくると思うので…)。
クラウド/ローカルレコーディングの違い
"PPT-2021-5-6 233-2"
Zoomアプリの表示状態によって、記録される動画のレイアウトが変化する
続いて、Zoomアプリの表示状態が動画に与える影響もぜひ押さえておきましょう。録画が終わって動画を確認してみたら「期待していた内容と違う!」なんてことは絶対に避けたいですよね。Zoomには「スピーカー(ビュー)」と「ギャラリー(ビュー)」「画面共有」など複数の表示モードがあり、それぞれで記録される動画のレイアウトが変わります(なお、ここではいったん「ピン留め」と「スポットライトビデオ」の話は置いておきます)。
スピーカー(ビュー)
"PPT-2021-5-6 233-3"
ギャラリー(ビュー)
"PPT-2021-5-6 233-4"
画面共有(全画面表示の場合)
"PPT-2021-5-6 233-5"
画面共有時は、サムネイルの表示状態に注意
さて、基本的にはZoomアプリの画面の状態が、ほぼそのまま動画に記録されるかたちですが、画面共有時のサムネイル(カメラに写っている映像)には、少し注意した方がいいかもしれません。というのは、このサムネイルも記録される動画に影響するからです。サムネイルの表示状態には「サムネイルビデオの非表示」「アクティブスピーカービデオの表示」「サムネイルビデオの表示」と3つのモードがあり、各モードとそれぞれ記録される動画の違いは以下の通りです。
サムネイルビデオの非表示
"PPT-2021-5-6 233-6"
アクティブスピーカービデオの表示
"PPT-2021-5-6 233-7"
サムネイルビデオの表示
"PPT-2021-5-6 233-8"
「サムネイルビデオの非表示」のときに記録される動画
"PPT-2021-5-6 233-9"
「アクティブスピーカービデオの表示」のときに記録される動画
"PPT-2021-5-6 233-10"
サムネイルの大きさも、記録される動画に影響する
「アクティブスピーカービデオ」のサムネイルは、大きさを変更することが可能です。そしてこの大きさは記録される動画にも反映されます。サムネイルを大きくしすぎてしまうと、共有画面の肝心の部分がサムネイルで隠れてしまう可能性があるため注意してください。
「サムネイルビデオの表示」のときに記録される動画
"PPT-2021-5-6 233-11"
ちなみに、録画中サムネイルを画面のどこに置いても、動画に記録されるサムネイルの位置は固定です(「アクティブスピーカービデオを表示」のときは画面右上、「サムネイルビデオを表示」のときは画面右上から下方へ一列に並ぶ)。
Zoomアプリに表示されている映像と、動画に記録される映像は必ずしも一致しない
これは少しややこしい話なのですが、「自分自身が発言者」のときは、Zoomアプリに表示されている映像と、動画に記録される映像が一致しなくなります。たとえば、スピーカー(ビュー)使用時、自分自身が発言していても、Zoomアプリ上自身の映像は大きく表示されませんが、動画には自分自信が大きく記録されています。これは会議の最中「自分自身を見ても仕方がない」というZoom社の設計方針によるものと思いますが、結構戸惑いますよね。これは「サムネイル(アクティブスピーカービデオの表示)」についても同様です。