office2016 word基本操作における問題点 数字や英語、全角不等号だけ横になってしまう
office2016 wordで縦書き文書を作る方法は、基本的にこれだけです。ただし、実際に縦書き文書の作成をはじめると、いくつかの問題が起きます。
●問題点1……全角不等号が縦にならない
全角不等号の < と > は、縦書きにしても横書きと同様に表示されます。次の画面を見れば、一目瞭然だと思います。
"office2016 word 2021610-519-1"
全角の不等号は、縦書き文書でも縦になりません
したがって、縦書き文書では全角不等号の < と > は使わない方がいいでしょう。半角の< >を利用するか、全角の ≪ ≫ 、[]などの記号を使うことをおすすめします。
"office2016 word 2021610-519-2"
office2016 word縦書き文書では、半角の< >か全角の≪ ≫ 、[]などの記号がおすすめ
●問題点2……半角の英数字・記号が横に寝た状態で表示される
次の画面を見てください。「Windows」が横になり。「12月12日」の「12」も横になっています。
"office2016 word 2021610-519-3"
縦書き文書では、半角の英数字が横になります
「これで問題ないよ」という考え方もあります。ただ、漢字やひらがなと同様に、英数字・記号もすべて縦にしたいという要望もあると思います。また、一部の英数字・記号だけを縦にすれば十分という考え方もあります。したがって、この問題への対策は次の3つです。
・対策1 そのままにする。
・対策2 半角の英数字・記号をすべて全角に変換する。
・対策3 必要な箇所だけ部分的に縦にする。
対策1なら何もする必要はありませんから、以下では、対策2と対策3について説明したいと思います。