【Office2016新機能】Excel2016の新しいグラフを作成しよう
Excel2016では、グラフ機能が強化され、「サンバースト」「ツリーマップ」「ヒストグラム」「箱ひげ図」「ウォーターフォール」の5つのグラフを新しく作成できるようになりました。
「サンバースト」は、複数の階層を持つデータの割合をドーナツの輪で表すグラフです。
階層の各レベルが1つのドーナツの輪で表され、最も内側が1階層目になります。地方別の人口比率や部署別の売上金額など、複数の階層があるデータの割合を比較する場合によく使われます。
地方別人口の比率を表す、サンバーストを作成してみましょう。
表のA列に1階層目の項目、B列に2階層目の項目、C列に3階層目の項目、D列に対応する人口がそれぞれ入力されていることを確認します。
セル範囲【A3:D23】を選択します。
《挿入》タブ→《グラフ》グループ右下のグラフの作成ボタンをクリックします。
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セル範囲【A3:D23】を選択7
《グラフの挿入》ダイアログボックスが表示されます。
《すべてのグラフ》タブ→左側の一覧から《サンバースト》を選択します。
右側のエリアで《サンバースト》が選択されていることを確認し、《OK》をクリックします。
右側のエリアで《サンバースト》が選択されていることを確認し、《OK》をクリック8
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サンバーストが作成されます。
サンバーストが作成される9
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サンバースト以外に、新しく作成できるようになったグラフも確認しておきましょう。
ツリーマップ
「ツリーマップ」は、全体に対する各データの割合を、長方形の面積の大小で表すグラフです。長方形の面積が大きければデータも大きく、長方形の面積が小さければデータも小さいことを意味します。
作物の生産量や商品の販売数などの市場シェアを表現する場合によく使われます。
ツリーマップ10
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ヒストグラム
「ヒストグラム」は、データのばらつきを表すグラフです。データを一定の区間に分け、データの分布状態を棒グラフで表します。
人口や売上などの傾向把握や異常値の発見によく使われます。
ヒストグラム11
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箱ひげ図
「箱ひげ図」は、データのばらつきを表すグラフです。箱ひげ図で表現される長方形の箱とその上下のひげは次の5つの値を示します。
ヒストグラムと同様、人口や売上などの傾向把握や異常値の発見によく使われます。複数の項目で分析する場合に便利です。
箱ひげ図12
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ウォーターフォール
「ウォーターフォール」は、データの増減を棒グラフで表します。グラフは値がプラスかマイナスかがわかるように色分けされるので、増減を簡単に把握できます。
在庫や金融資産の推移を表現する場合によく使われます。
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ウォーターフォール13